①バスケット(内カゴ)~ワーク(部品)を入れて、高速回転する
②外カゴ(受け枠)~バスケット(ジグ)をセットするフレーム
③敷ゴム~バスケットのスリップ・磨耗防止
④センターボス(ヘソ)~ヒーターからの熱風吹出し口(&主軸固定)
⑤フタ~危険防止のため回転中に開かない機種がよい
⑥ヒーター~本体外部に別置きの機種もある。
脱油や振切り用途の機種は、ヒーターがない。
(ヒーター別置きの場合、熱風吹出し口がフタにも付く)
⑦モーター~Vベルトで主軸を回転させる
⑧主軸・軸受け~回転数は1000rpm位(機種により違う)・耐久性能が重要
⑨ブレーキ(ペダル)~ブレーキパッドは消耗品
⑩排水口・排風口~必要に応じて、配管(ダクト)
⑪制御盤~スイッチのほか、回転制御(インバーター)、タイマー、温度調節機能などのオプションあり
(制御不要な場合は、ON/OFFスイッチのみ本体に付いている)
⑫その他の付帯設備
バスケットの搬送~ホイストやコンベアー、自動搬送機など
ワークの投入排出~ホッパー・計量機・バスケット反転機など
自動ラインで使用する場合は、フタやブレーキにシリンダーを取り付けて自動化し、
搬送装置と連動させる。
一般的に、使用するバスケットの外径(大きさ)は次のようになります。
機械 30型・12型(12インチ)→バスケット約φ300
45型・18型(18インチ)→バスケット約φ450
50型・20型(20インチ)→バスケット約φ500
55型・22型(22インチ)→バスケット約φ550
60型・24型(24インチ)→バスケット約φ600
ワークの処理容量は、バスケットの1/3~1/2が目安です。
たくさん入れすぎると、バスケットの外へ飛散したり、未乾燥などの原因になります。
また、処理重量は、機械装置の定める限度内で使用しないと、バランス崩れや軸受け破損の原因になります。
手作業で扱えるのは、通常45型までで、
それ以上のサイズになると大きさや重さの面で、ホイスト吊(搬送)装置や反転機などの付帯装置が必要になります。
扱うワークの大きさと容量・重量などを勘案して機種を選定することが肝要です。
一般的に手作業(単独機)で使う場合は、45型の乾燥機が最も多く使われているようです。